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書く際のポイント
経験の浅い看護師が特に持っておきたいのが、すぐに情報を確認できるポケットノートです。ポケットノートに書く内容としてまず挙げられるのが、自分が関わることが多い疾患やそれに伴う治療方法、薬剤などの情報です。例えば、脳神経内科であれが脳血管疾患の患者が多い傾向にあります。自分の業務に関連する疾患の内容や観察項目などを書いておくことで、冷静に対処できるでしょう。
また、看護のポイントもまとめておきましょう。所属する部署によって看護の内容は大きく変わってきます。清潔ケアやリハビリなど、実施するケアは多岐に渡ります。一般的な看護技術に加えて実施する機会が多いケアの内容を書いておくことで、いざという時に役立ちます。物品の位置や準備の手順などについても、オリエンテーションで説明された際に内容を記録しておいてください。
先輩に指導されたことについても、後々復習するために書き残しておかなければなりません。その際に注意すべきなのが、ノートに書くタイミングです。実践的な看護の指導が入ったタイミングで書けば、トラブルになる可能性は低いでしょう。
常備薬や設備に関する情報も忘れずに書いておいてください。常備薬は、後からどういった作用があるのかを調べる必要があります。設備について、普段の業務ではあまり触れないものもあります。最初に説明を受けてから時間が経過した後でも、問題なく使用できるようにノートに情報を書いておきましょう。
情報をまとめておくだけでなく、1日の終わりに見返す時間を設けることも必要です。看護師は覚えなければならないことが多く、ノートに書くだけでは覚えられないかもしれません。ノートを見返すことでさらなる疑問点が出てくる可能性もあります。情報を整理するという意味でも、必ず見返すようにしましょう。
ポケットノートのメリット
ポケットノートを作ることで、採血などの基準値を把握できます。患者の状態を観察する際や、何か異常があった場合に役立つでしょう。また、学生時代には触れる機会がなかった技術を、現場でいきなり覚えなければならないこともあります。聞いて覚えるだけでは限界があるでしょう。その際に役立つのがポケットノートです。きちんと記録しておけば、同様のケースに出くわした際にも焦ることなく対処できます。
情報の整理や伝達をする際にもポケットノートは役立ちます。看護師はチームで患者を支援していくので、情報の整理や伝達が重要になります。情報を可視化できる状態で残しておけば、後々トラブルが起こるリスクを減らせます。