目標設定をする

仕事をしながら勉強するためには、目標設定が必要になります。忙しい看護師だからこそ、目標が定まっていなければすぐに挫折するケースが多いです。自分がなぜ、何のために勉強するのかを再認識しましょう。例えば、資格の取得を目標にしているのであれば、現在身についている知識や技術を考慮した上で、「○ヶ月後の試験に向けて、1日○時間は勉強する」といったスケジュールを立てます。いきなりハードルの高い目標を掲げると挫けてしまうかもしれないので、「帰宅後は30分以内に勉強を開始する」といった小さな目標設定も必要です。
関連図を作成する

効率的に勉強を進める際に役立つのが、関連図の作成です。それぞれの情報と情報をつなげた関連図を作成しましょう。看護学校に通っていた際に、授業の一環で書いた経験のある人もいるかもしれません。関連図を作成し、情報を整理することで問題点が明確になります。頭の中だけでなく、実際にノートに書き出して可視化することをおすすめします。また、先輩に提出してレビューしてもらうことでより効果的な関連図を作成できます。
症例や対処法などはまとめて勉強する

疾患に関する基本的な知識は当然ながら、具体的な症例や対処法、その根拠などについても学ばなければなりません。概要だけでなく、現場で使える知識を身につけましょう。症例や対処法、その根拠については、まとめて勉強することをおすすめします。加えて、上述の関連図と組み合わせることでより細かく情報を整理できます。
ノートを作ろう

知識の定着には復習が必須です。その際に役立つのが、独自に作成して情報をまとめたノートです。取り出しやすいサイズのノートに、業務中に気づいた点やよく使用する薬剤の作用などをまとめておきましょう。必要な情報に対し、効率的にアクセスできるような工夫が必要です。
その他のポイント

勉強する際に意識すべきなのが、メリハリをつけることです。集中する時間と休憩する時間を明確に分けましょう。例えば、勉強の合間にスマホを見ながら2時間勉強するよりは、1時間きちんと集中して勉強に取り組む方が効果的です。勉強の邪魔になるものは自分の近くに置かず、時間を決めて取り組んでください。
また、睡眠や休憩の時間を無理に削ってはいけません。看護師は夜勤があるので、生活リズムが不規則になります。疲れが溜まっている状態だと集中できず、せっかく勉強しても内容が頭に入ってきません。学習効率を最大限に引き上げるためにも、適度な睡眠と休憩が必要です。